格付け区分
ア 2歳馬競走 1組、2組…に組分けする。
イ 3歳馬競走 A、Bの階級とし、それぞれ1組、2組…に組分けする。
ウ 一般馬競走 A1、A2、B1、B2、C1、C2の階級とし、それぞれ1組、2組…に組分けする。
番組賞金の算出
(令和5年3月開催については、原則令和5年度番組編成要綱の算出方法を用いることとするが、変更する場合もある)
番組賞金は次のア、イ、ウ及びエから算出する。
ア 令和2(2020)年4月1日から当該開催の出走馬編成発表の前日までの1着から5着までの本賞金の合計額とする。ただし、下記の(ア)以降の項目に該当する場合は、その額を控除した後の額とする。
各減額項目に1,000円未満の端数を生じたときは端数を切り上げた額を減額する。
算出の結果1,000円未満の端数が生じたときはその端数を切り捨てる。
(ア) 金沢競馬、他地方競馬、中央競馬会及び外国の競馬場において実施したGⅠ・Ⅱ・Ⅲ、JpnⅠ・Ⅱ・Ⅲ競走(以下「G競走」)で収得した賞金額の80%を減額する。
(イ) 中央競馬会において実施した競走(「G競走」を含む)で収得した賞金額の80%を減額する。
(ウ) 他競馬場において実施したJRA認定競走で収得した賞金額の60%を減額する。
(エ) 南関東地区において実施した競走で収得した賞金額の70%を減額する。ただし、「G競走」については(ア)を、JRA認定競走については(ウ)をそれぞれ適用する。
(オ) 兵庫県競馬組合において実施した競走で収得した賞金額の60%を減額する。ただし、「G競走」については(ア)を、JRA認定競走については(ウ)を、下記(キ)及び(ク)の対象馬についてはそれぞれの項目を適用する。
(カ) 高知県競馬組合において実施した競走で収得した賞金額の60%を減額する。ただし、「G競走」については(ア)を、JRA認定競走については(ウ)を、下記(キ)及び(ク)の対象馬についてはそれぞれの項目を適用する。
(キ) 実績馬及び主催者認定馬は、本年度金沢競馬初申込時に、金沢競馬場在籍馬として出走し収得した賞金額のうち、下記(コ)に該当するものを控除した残りの賞金額の60%を減額する。
(ク) 冬期他場転厩馬及び冬期他場転厩主催者認定馬が、金沢競馬在籍馬として出走し収得した賞金額のうち、下記(コ)に該当するものを控除した残りの賞金額の60%を減額する。
(ケ) 実績馬、主催者認定馬、冬期他場転厩馬及び冬期他場転厩主催者認定馬が、2歳時に金沢競馬在籍馬として出走(他競馬場において実施した交流競走を除く)し収得した賞金額のうち、下記(サ)及び(シ)に該当するものを控除した残りの賞金額の30%を減額する。ただし、金沢デビュー馬に限る(令和2年の2歳馬を含む)ものとし、転入2歳馬は減額しない。
ただし、実績馬及び冬期他場転厩馬については、令和2年度においても、実績馬、冬期他場転厩馬の各要件を満たす場合のみ減額の対象とする。
(コ) 冬期金沢競馬非開催期間における減額については、次の各号による。
a 実績馬及び主催者認定馬
令和2年度及び令和3年度の各々通算第20回最終日の翌日から通算第21回第1日の前日までの期間に収得した賞金額の全額
b 冬期他場転厩馬及び冬期他場転厩主催者認定馬
令和2年度及び令和3年度の各々通算第20回最終日の翌日から通算第21回編成の前日までの期間に収得した賞金額の全額
c 令和2年度冬期金沢競馬非開催期間の収得賞金の減額の取扱い
上記a、bに関わらず、実績馬及び冬期他場転厩馬については、令和2年度においても、実績馬、冬期他場転厩馬の各要件を満たす場合のみ減額の対象とする。
(サ) 金沢競馬において実施した重賞競走(2・3歳馬限定重賞及び交流重賞競走を含む)及びJRA認定競走で収得した賞金額の60%を減額する。だだし、G競走は80%を減額する。
(シ) 金沢競馬において実施した2歳馬準重賞競走で収得した賞金額の50%を減額する。なお、上記(キ)及び(ク)に該当する場合はそれぞれの項目を適用する。
(ス) 金沢競馬在籍馬が他地方競馬場において実施した交流重賞競走(2・3歳馬限定競走を含む)で収得した賞金額の60%を減額する。兵庫および高知の交流重賞も60%減額とする。
ただし、南関東地区4競馬場で実施した競走については70%を、G競走については80%を減額する。
(セ) 金沢競馬において実施した準重賞競走(2歳馬の準重賞を除く)及び企画競走(騎手交流競走を含む。概定番組に掲載)で収得した賞金額(1着のみ)の50%を減額する。なお、上記(キ)及び(ク)に該当する場合はそれぞれの項目を適用する。
イ 転入馬及び再転入馬に対する加算額について
(ア) 総収得賞金が100,000千円以上の馬で、上記アにより算出した番組賞金が140万円を超えた場合はその額を番組賞金とし、140万円以下の場合は70万円を加算する。ただし、加算後の番組賞金が140万円を超えた場合は番組賞金を140万円とする。
(イ) 総収得賞金が20,000千円以上100,000千円未満の馬で、上記アにより算出した番組賞金が70万円を超えた場合はその額を番組賞金とし、70万円以下の場合は35万円を加算する。ただし、加算後の番組賞金が70万円を超えた場合は番組賞金を70万円とする。
ウ 7歳以上馬に対する減額について
7歳以上の馬については、上記ア及びイにより算出した番組賞金額の30%を減額する。
工 2歳馬及び3歳馬が一般馬競走に編入される場合の減額について
(ア) 2歳馬が一般馬競走に編入される場合、編入時には上記ア及びイにより算出した番組賞金額(一般馬競走で収得した賞金額を除く)の90%を減額する。ただし、この減額措置は2歳馬限定競走に出走する場合の番組賞金の算出には適用しない。
(イ) 3歳馬が一般馬競走に編入される場合、編入時には上記ア及びイにより算出した番組賞金額(一般馬競走で収得した賞金額を除く)の60%を減額する。なお、この減額措置は3歳馬限定競走に出走する場合の番組賞金の算出には適用しない。
編成方法
ア 2歳馬競走
(ア) 競走の実施は、原則通算第3回からとする。
(イ) 新馬戦は編成する頭数が6頭に満たない競走は、編成しない。それ以外の2歳馬競走は7頭未満では編成しない。
ただし、最初の新馬戦を実施した次の開催に限り2歳馬競走の最小編成頭数を6頭とする。また、新馬戦が頭数不足で編成不可となった次の開催に限り5頭とする。
(ウ) 番組賞金の上位の馬より編成し、番組賞金が同額の場合は、生年月日の早い馬、牡・騙、牝の順とする。
(エ) 番組賞金が600万円を超えた馬は、一般馬競走に編入する。
ただし、一般馬競走に編入後であっても、2歳馬限定の重賞及び準重賞競走に出走することができる。
(オ) JRA認定競走を別途要領により実施する。
(カ) 2歳新馬競走を別途要領により実施する。
イ 3歳馬競走
(ア) 通算第1回から通算第12回、通算第21、22回の開催に編成する。
(イ) 通算第13回から第20回の編成においては一般馬として編成を行うが、本要綱2(5)エ(イ)「3歳馬が一般馬競走に編入される場合の減額」は適用しない。
(ウ) 番組賞金の上位の馬より編成し、番組賞金が同額の場合は、生年月日の早い馬、牡・騙、牝の順とする。
(エ) 番組賞金が200万円を超えた馬は、通算第4回から第12回の開催において一般馬競走に編入する。
ただし、一般馬競走に編入後であっても、3歳馬限定の重賞、準重賞及びJRA条件交流競走に出走することができる。
(オ) A1級1組に編成された3歳馬の負担重量は定量(馬齢重量)より2㎏軽減(牡セン54kg、牝52kg)し、A1級2組、A2級およびB1級に編成された3歳馬は1kg軽減する(牡セン55kg、牝53kg)。
ただし、重賞、準重賞、JRA条件交流競走などについては当該開催の概定番組に記載のとおりとする。
ウ 一般馬競走
(ア) 一般馬競走の編成は番組賞金順に編成する。
(イ) 2歳以上の馬とする。
(ウ) 番組賞金の上位から編成し、番組賞金が同額の場合は、生年月日の早い馬、牡・騙、牝の順とする。
エ 重賞及び準重賞競走は、別表「令和4年度重賞・準重賞競走実施計画表」による。
オ 二走表示競走を、別途要領により実施する。